チャールズ[1世](読み)チャールズ

百科事典マイペディア 「チャールズ[1世]」の意味・わかりやすい解説

チャールズ[1世]【チャールズ】

スチュアート朝イングランドの国王(在位1625年―1649年)。ジェームズ1世の次男。1625年フランス王女と結婚。寵臣(ちょうしん)バッキンガム公失政と戦費増大で窮乏した国庫財政救済のため増税政策をとり,議会の激しい反対を受けて権利請願を突き付けられ,1629年議会を解散。以後11年間議会を召集せずロードストラフォードの2人を側近として〈徹底政策〉とよばれる専制政治を行った。スコットランド国教を強制しようとして反抗を受け,1640年短期・長期両議会を召集。これがピューリタン革命契機となり,1649年処刑された。
→関連項目チャールズ[2世]ノッティンガムハリントンルパート

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