チロリアンハット(読み)ちろりあんはっと(英語表記)Tyrolean hat

デジタル大辞泉 「チロリアンハット」の意味・読み・例文・類語

チロリアン‐ハット(Tirolean hat)

チロル地方で男女ともに用いるフェルト製の帽子つばが狭く、後ろが折れ上がった形で、飾りひもと羽根飾りをつける。チロル帽
[類語]帽子被り物シャッポキャップハットソフト帽かんかん帽麦藁帽子パナマ帽制帽学帽角帽テンガロンハットトルコ帽正ちゃん帽山高帽子シルクハット中折れ鳥打ち帽鳥打ち帽子ハンチングベレーボンネットビーニー

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精選版 日本国語大辞典 「チロリアンハット」の意味・読み・例文・類語

チロリアン‐ハット

〘名〙 (Tirolean hat) つばが狭く、山の部分とつばの境に紐を巻き、羽根飾りのついたフェルト帽。アルプス山脈チロル地方に始まり、登山家が好んで用いる。チロル帽。
※降ってきたドン・キホーテ檀一雄〉(1953)「このチロリアン・ハットはいかがでしょう」

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「チロリアンハット」の意味・わかりやすい解説

チロリアンハット
ちろりあんはっと
Tyrolean hat

オーストリア西部とイタリア北部の間にあるアルプスの山間チロール地方でかぶられている帽子が、一般に広まったもの。素材はフェルトやツイードで、ブリムが比較的狭く、前は下ろし、後ろは折り返してかぶる。クラウンの立ち際に紐(ひも)飾りを巻き、横には羽をつけることも多い。登山帽としてかぶるほか、一般的にスポーティーな場にあう帽子である。婦人用には服装にあわせて用いられる。

[浦上信子]

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「チロリアンハット」の意味・わかりやすい解説

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