チンギス・ハーン(読み)チンギスハーン

百科事典マイペディア 「チンギス・ハーン」の意味・わかりやすい解説

チンギス・ハーン

太祖モンゴル帝国の創建者。漢字では成吉思汗。一般には〈ジンギスカン〉とも。幼名はテムジン(鉄木真)。生年には1155年,1162年など異説あり。1188年―1189年ごろモンゴル部を統率,のちモンゴル高原の統一をすすめ,1206年オノン河畔にクリルタイを開き,チンギス・ハーン称号ハーン)を受け,帝国を建設した。以後,中国方面では西夏に出兵したが,特に1219年―1225年の西征はモンゴル大西進の発端となった。大領土を維持し,ハーンを頂点とする遊牧国家の支配体制を完成し,世界史上屈指の大英雄とされる。金を侵攻中,甘粛省六盤山で病死
→関連項目オゴタイ・ハーンキプチャク・ハーン国元朝秘史太祖チャガタイ・ハーンティムールトゥルイバトゥ(抜都)モンケモンゴル[人]耶律楚材

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「チンギス・ハーン」の意味・わかりやすい解説

チンギス・ハーン
ちんぎすはーん

チンギス・ハン

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

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