テスカトリポカ(英語表記)Tezcatlipoca

デジタル大辞泉 「テスカトリポカ」の意味・読み・例文・類語

テスカトリポカ(Tezcatlipoca)

アステカ神話の軍神創造神人間いけにえを要求したといわれる。
佐藤究小説メキシコ日本などを舞台に、臓器売買にまつわる犯罪を描く。第165回直木賞受賞。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「テスカトリポカ」の意味・わかりやすい解説

テスカトリポカ
Tezcatlipoca

メキシコ神話の神。大熊座の神であり,夜空の神であり,アステカ民族神殿に祀られた主要な神の一つである。赤,青,白,黒の4兄弟神があり,それぞれテスカトリポカと呼ばれるが,黒神が特にこの名で呼ばれ,北の方位の神とされている。眼には見えず,夜,ねこの姿をかりて徘徊する。また火の発明者太陽神強酒の発見者などともいわれ,人間のいけにえを求めたともいわれる。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

デジタル大辞泉プラス 「テスカトリポカ」の解説

テスカトリポカ

佐藤究の小説。2021年刊行。同年、第34回山本周五郎賞、第165回直木賞受賞。

出典 小学館デジタル大辞泉プラスについて 情報

今日のキーワード

黄砂

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android