テッポウユリ(読み)てっぽうゆり

日本大百科全書(ニッポニカ) 「テッポウユリ」の意味・わかりやすい解説

テッポウユリ
てっぽうゆり / 鉄砲百合
[学] Lilium longiflorum Thunb.

ユリ科(APG分類:ユリ科)の球根草。花は純白色、筒状芳香がある。清楚(せいそ)な花容で、年間を通じて切り花に多く利用する。奄美(あまみ)諸島から沖縄に分布する。欧米で、イースター復活祭)の際に用いられるので、イースターリリーの名がある。

[坂本忠一 2018年12月13日]


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百科事典マイペディア 「テッポウユリ」の意味・わかりやすい解説

テッポウユリ

ユリ

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世界大百科事典(旧版)内のテッポウユリの言及

【ユリ(百合)】より

…北アメリカに25種,ヨーロッパに12種,アジアに59種あり,日本にはそのうち15種が数えられるが,とくに観賞価値の高いものが多く,世界的にユリの原産地として有名である。現在,一般に定着しているユリ属の分類法はウィルソンE.H.Wilsonの分類(1925)に基づくもので,花の形態によりテッポウユリ亜属Leucolirion(筒状花,横向き咲き,まれに下・斜め上・上向き咲き),ヤマユリ亜属Archelirion(漏斗状花,横向き咲き),スカシユリ亜属Pseudolirion(杯状花,上向き咲き),カノコユリ亜属Martagon(鐘状花,下向き咲き)の4亜属に分けられている。ユリ属の染色体数はオニユリ(三倍体)を除き,基本的にすべて二倍体で2n=24。…

※「テッポウユリ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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