テーブルさん(山)座(読み)テーブルさんざ

改訂新版 世界大百科事典 「テーブルさん(山)座」の意味・わかりやすい解説

テーブルさん(山)座 (テーブルさんざ)
Mensa

略号Men。天の南極近くにある小星座。フランスの天文学者N.ラカイユが新設した小星座。ラカイユは1751-53年南アフリカの南端の喜望峰で南天の星の位置観測をした。テーブル山(1087m)はケープタウンの南側にある平たんな岩山で,つねに雲が山頂を覆い,その雲はテーブルクロスと呼ばれている。この天域のすぐ隣にケープの雲とも呼ばれる大マゼラン雲があるので,これをテーブルクロスに見たて,この天域をテーブル山とした。輝星はない。概略位置は赤経5h40m,赤緯-77°。日本からは見えない。午後8時の南中は2月上旬である。
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百科事典マイペディア 「テーブルさん(山)座」の意味・わかりやすい解説

テーブルさん(山)座【テーブルさんざ】

南半球の星座。日本からは見えない。

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