ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ディモック」の意味・わかりやすい解説
ディモック
Dimock， Marshall Edward
[没]1991.11.14.
アメリカの行政学者。ポモナ・カレッジ卒業後，1928年ジョンズ・ホプキンズ大学で博士号を取得。同年カリフォルニア大学 (ロサンゼルス) へ移り，30年同大学教授。その後シカゴ大学 (1932～41) ，ニューヨーク大学 (41～44) ，ノースウェスタン大学 (44～48) 各教授を歴任。 55～62年ニューヨーク大学政治学部長をつとめ，退職後コロラド大学客員教授，66～67年には日本の国際基督教大学の客員教授となった。この間政府関係各種機関の要職を歴任したほか，アメリカの巨大企業の分析も行なっている。公企業あるいは政府の政策と民間企業経営に関する著書が多い。日本の行政管理庁の委嘱による著作『日本のテクノクラート』 The Japanese Technocracy (68) で，日本の行政の分派主義を指摘し，政治，経済，社会全体を通じて，日本および日本人の特性を論理的に体系づけようとした。主著"Business and Government" (57) ，『行政・経営の哲学』A Philosophy of Administration (58) ，"Public Administration" (4版，69，G. O.ディモックと共著) 。
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