ディレダワ(英語表記)Dire Dawa

デジタル大辞泉 「ディレダワ」の意味・読み・例文・類語

ディレ‐ダワ(Dire Dawa)

エチオピア東部の都市同国第二の規模をもつ。20世紀初頭に建設。首都アジスアベバと港湾都市ジブチを結ぶ鉄道が通る交通要地。アフリカ東部を代表するコーヒー畜産物集散地ダレダワ

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改訂新版 世界大百科事典 「ディレダワ」の意味・わかりやすい解説

ディレ・ダワ
Dire Dawa

エチオピア東部高原の北麓にある都市。人口23万7000(2002)。地下水が豊かなため,先史時代から集落が形成されていた。アジス・アベバとジブチ港を結ぶ鉄道の中間点として19世紀以降発達した。夜の運行が危険なため,両端から1日行程のこの地点が乗り継ぎのため必要とされたのである。東部高原への入口にもあたる。日本の出資による綿布工場が建設され日本人が多く住んだが,現在は国営化されている。
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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ディレダワ」の意味・わかりやすい解説

ディレダワ
Dire Dawa

エチオピア東部の町。ハラル北西約 40km,アハマル山地北麓の標高約 1200mの高地に位置。アジスアベバとジブチ港を結ぶ鉄道,道路が通り,アハマル山地を越えて南東部の高原地帯にいたる道路が分岐耕地は少ないが南東部高原地帯からのコーヒー,皮革などを集散。かつては隊商路の要地。鉄道関係,綿紡績セメントなどの工場がある。付近に先史時代の洞窟遺跡がある。人口 12万 1887 (1989推計) 。

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