デバイスドライバー(読み)デバイス ドライバー

デジタル大辞泉 「デバイスドライバー」の意味・読み・例文・類語

デバイス‐ドライバー(device driver)

コンピューターで、周辺装置拡張ボードなどを制御するためのソフトウエアドライバーソフト。ドライバープログラム。単にドライバーともいう。

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「デバイスドライバー」の意味・わかりやすい解説

デバイスドライバー
でばいすどらいばー
device driver

コンピュータ部品周辺機器を新たに接続するときに、それを認識させ使用できるようにするために必要な専用プログラム。すでにオペレーティングシステムOS)に組み込まれている場合や、汎用ソフトウェアを使う場合も多いが、外部周辺機器などでは新たにインストールを求められることも多い。

[編集部]

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ASCII.jpデジタル用語辞典 「デバイスドライバー」の解説

デバイスドライバー

周辺機器をパソコンで利用するためのソフトウェア。単にドライバーとも呼ばれる。マウスキーボードUSB、主なプリンターなどは、OS側にデバイスドライバーが用意されており、機器を接続するとすぐに使えるようになる。このようにハードウェアを接続すると、自動的にドライバーがインストールされる仕組みをプラグアンドプレイという。しかし周辺機器の仕様は製品によって異なるため、OS側ですべての周辺機器のドライバーを用意することは不可能に近い。そのためハードウェアの製品には、それぞれのOSに対応したドライバーが付属している。またOSのアップデートによって、周辺機器のドライバーが追加されたり、逆にOSのバージョンアップに合わせて、周辺機器メーカーのWebサイトから新しいドライバーがダウンロード提供される。なお周辺機器のドライバーは、機器の設定に使うユーティリティー・ソフトウェアとともに提供されることも多い。

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IT用語がわかる辞典 「デバイスドライバー」の解説

デバイスドライバー【device driver】

デバイスを正しく動作させるためのソフトウェアの総称ディスプレー、キーボード、マウスなどのデバイスドライバーはオペレーティングシステムにあらかじめ組み込まれている場合が多い。周辺機器を新たに買い足したりプリンターを接続したりする場合は、インストールする必要がある。◇略して「ドライバー」ともいう。

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知恵蔵 「デバイスドライバー」の解説

デバイスドライバー

内蔵外付けを問わず、パソコンに接続された部品や周辺機器といった装置(デバイス)を駆動(ドライブ)し制御するソフトウエアのうち、OSの一部として動作するもの。単にドライバーと呼ぶことも多い。デバイスドライバーを利用することで、外部のプログラムはOSに依頼するだけでデバイスの機能を利用できる。また、OSと一体ではないため、デバイスドライバーの追加や更新を行うだけで、新しい装置や機能が利用可能になる。

(斎藤幾郎 ライター / 2007年)

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世界大百科事典(旧版)内のデバイスドライバーの言及

【オペレーティングシステム】より

…実際には,個別対応のプログラムを用意するのだが,そういった縁の下の分業を見えなくするわけである。個々の装置に対応した最下層のプログラムがデバイスドライバーである。プラグ・アンド・プレーは,装置を接続すればすぐ動作可能になる機能であるが,これもハードウェア資源の巧みな抽象化の所産である。…

※「デバイスドライバー」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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