デフレ・ギャップ(英語表記)deflationary gap

翻訳|deflationary gap

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「デフレ・ギャップ」の意味・わかりやすい解説

デフレ・ギャップ
deflationary gap

実際の有効需要の大きさが十分ではなく,完全雇用達成されていない状態,すなわち潜在生産量を有効需要が下回っているときに,その差をデフレギャップと呼ぶ。完全雇用水準の所得Yf とすると,現実の有効需要水準の Y (消費 C +投資 I ) と Yf (消費 C貯蓄 S ) の差である。デフレ・ギャップが存在する場合,経済は投資 I =貯蓄 S となる点 E まで縮小し,資本の稼働率は低下し,失業が増大して不況となる。これを避けるためにはデフレ・ギャップを埋めるに相当する有効需要の増加をはかる政策がとられなければならない。たとえば公定歩合の引下げ,通貨供給の拡大などの金融緩和政策や公共投資政策などがそれである。

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知恵蔵 「デフレ・ギャップ」の解説

デフレ・ギャップ

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百科事典マイペディア 「デフレ・ギャップ」の意味・わかりやすい解説

デフレ・ギャップ

インフレ・ギャップ

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「デフレ・ギャップ」の意味・わかりやすい解説

デフレ・ギャップ
でふれぎゃっぷ

ギャップ分析

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