日本大百科全書(ニッポニカ) の解説
デミル(Agnes De Mille)
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Agnes De Mille
(1909―1993)
アメリカの舞踊家、振付家。ニューヨークに生まれる。映画プロデューサーウィリアム・C・デミルWilliam Churchill De Mille(1878―1955)の娘で、映画監督セシル・B・デミルの姪(めい)。ロンドンに渡り、バレエ・ランベール(現ランベール・ダンス・カンパニー)でチューダーの名作『暗い悲歌』などに出演。帰国後、アメリカン・バレエ・シアターの振付家となり、『フォール・リバー物語』(1948)、『ロデオ』(1950)など、アメリカを主題にしたバレエを上演した。ブロードウェーのミュージカルでも活躍、『オクラホマ!』『ブリガドーン』などを振り付けた。著書に『ダンス・トゥ・ザ・パイパー』Dance to the piper(1952)などがある。
[市川 雅]
『渋沢均・花崎淳訳『あるバレリーナの物語』(1954・緑園書房)』
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