世界大百科事典(旧版)内のデュランド・ラインの言及
【ハイバル[峠]】より
…一帯は小灌木がまばらに生えるのみの峨々たる岩山で,所々に要塞や,第1次,第2次イギリス・アフガニスタン戦争時のイギリス軍の記念碑が点在する。イギリスは1879年のガンダマク条約により峠一帯の支配権を獲得し,現在の国境は1893年画定のデュランド・ラインに沿っている。当時のイギリスとアフガニスタンとの力関係を反映して,国境は峠を通る分水嶺ではなく,西麓のアフガニスタン側の平地に引かれている。…
※「デュランド・ライン」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」