トゥルファン盆地(読み)とぅるふぁんぼんち

世界大百科事典(旧版)内のトゥルファン盆地の言及

【トゥルファン】より

…Turpanとも表記する。ウルムチ(烏魯木斉)の南東およそ110km,トゥルファン盆地の北縁に位置する。天山山脈の東側にすり鉢状に落ちこんだ南北60km,東西120kmのトゥルファン盆地は,中国の最低地として知られ,盆地の底にある艾丁(がいてい)湖の湖面は標高-154m,その深さは-399mの死海についで世界でも2番目である。…

【屯田】より

…今世紀に敦煌,居延等出土の漢代木簡には田卒による屯田の実状を記すものが多く見いだされる。今日のトゥルファン(吐魯番)盆地は,漢代の車師(高昌),交河等の屯田が基となり,漢族の居住地として成長した顕著な例である。漢末の混乱により流亡疲弊した国土を再建するため,曹操は196年(建安1),許下に屯田を開き穀100石を得,のち各地に拡充して典農中郎将,校尉以下屯官を設け,中央の司農卿の管轄下に農産に努めた。…

※「トゥルファン盆地」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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