トウキョウダルマガエル(読み)とうきょうだるまがえる

日本大百科全書(ニッポニカ) 「トウキョウダルマガエル」の意味・わかりやすい解説

トウキョウダルマガエル
とうきょうだるまがえる / 東京達磨蛙
[学] Rana brevipoda porosa

両生綱無尾目アカガエル科のカエルダルマガエル亜種で、関東平野越後(えちご)平野仙台平野およびその周辺地域に分布する。体長約6センチメートル。

倉本 満]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内のトウキョウダルマガエルの言及

【トノサマガエル(殿様蛙)】より

…ダルマガエルの祖先型は,かつて日本列島が中国大陸の前縁に位置したころに分布を広げ定着したもので,後に朝鮮半島経由で渡来した優位なトノサマガエルにしだいに圧迫され,分布を狭めたものと考えられている。一部では自然交雑が行われ,その結果生じたと考えられる亜種のトウキョウダルマガエルR.p.porosaが,関東,新潟,仙台平野などに分布している。【松井 孝爾】。…

※「トウキョウダルマガエル」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android