トラップショッテン片麻岩(読み)トラップショッテンへんまがん(英語表記)trap-shotten gneiss

岩石学辞典 の解説

トラップショッテン片麻岩

黒に近い色の固まった物質で鉱染された片麻岩最初は貫入したトラップ質岩石と想像されていたが,現在ではフリント質の破砕された岩石であることがわかった.片麻岩が著しい圧砕岩化作用を受けた場合に発達する岩石で,黒色フリント状圧砕岩または超圧砕岩細脈として網目状に片麻岩を貫く[King & Foot : 1865, Holland : 1900, 渡辺編 : 1935].

出典 朝倉書店岩石学辞典について 情報

今日のキーワード

脂質異常症治療薬

血液中の脂質(トリグリセリド、コレステロールなど)濃度が基準値の範囲内にない状態(脂質異常症)に対し用いられる薬剤。スタチン(HMG-CoA還元酵素阻害薬)、PCSK9阻害薬、MTP阻害薬、レジン(陰...

脂質異常症治療薬の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android