日本大百科全書(ニッポニカ) 「トルヒーヨ(ペルー)」の意味・わかりやすい解説
トルヒーヨ(ペルー)
とるひーよ
Trujillo
南アメリカ、ペルー北西部、ラ・リベルター県の県都。トルヒーリョ、トゥルヒージョともいう。人口60万3657、2018年の推計人口は83万3379。ペルー第三の大都市である。砂漠地帯のオアシスの新興工業都市で、精糖、ラム酒醸造、自動車、オートバイ製造、製紙など多数の工場がある。スペインの征服者ピサロが1536年にスペインの故郷の町にちなんで命名した。植民地風の邸宅や大伽藍(がらん)と10余りの教会のある古い町は城壁で囲まれているが、周りの近代建築とよく調和している。町の中心、アルマス広場には独立戦争の英雄の像が立ち並んでいる。また、近郊には先インカ時代の都市遺跡チャンチャンがある。
[山本正三]
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