トレンチ,R.C.(読み)とれんち

世界大百科事典(旧版)内のトレンチ,R.C.の言及

【辞書】より

…しかし19世紀に入ると,言語の科学的研究の勃興に呼応して,後述するグリム兄弟の《ドイツ語辞典》(《グリム・ドイツ語辞典》)をはじめとし,辞書編集についても客観性・歴史性が求められることになった。聖職者で言語研究に深い関心を寄せていたトレンチRichard Chenevix Trench(1807‐86)は1857年の言語学協会の会合で,〈英語辞典にみられる若干の欠陥について〉という報告を行い,その中で従来の英語辞典が各語の成長の歴史につき不十分な情報しか与えないことを指摘し,〈歴史的原理〉による大規模な英語辞典編集の必要性を強調した。その主張はやがて《歴史的原理による新英語辞典》として結実することになる。…

※「トレンチ,R.C.」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android