トロキー(読み)とろきー

世界大百科事典(旧版)内のトロキーの言及

【韻律】より

…ギリシア,ラテンなどの詩学では(ダクテュロスdaktylos),(スポンデイオスspondeios),(アナパイストスanapaistos),(トロカイオスtrochaios),(イアンボスiambos)のような長短のシラブルの配列から音歩が生ずると考えられた。イギリスの詩学では××(ダクティルdactyl),(スポンディーspondee),××(アナピーストanapæst),×(トロキーtrochee),×(アイアンバスiambus)などの強弱のシラブルの配列によって音歩が生ずると考えられた。中国語の詩では1シラブルからなる各語が平上去入の音調toneアクセントをもち,その四声の配列によって快美な音律が生じ,各語が音律単位を構成すると考えられ,日本の詩歌では五音(ひさかたの),七音(ひかりのどけき),あるいは三音(ひかり),四音(のどけき)などの音群を音歩とみなすことができると考えられている。…

※「トロキー」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android