世界大百科事典(旧版)内のトーマス転炉法の言及
【トマス】より
…ここから,転炉の内張りにドロマイトのような塩基性の材料を使うと脱リンができることを思いつき,従弟ギルクリストP.C.Gilchrist(1851‐1935)の協力を得て製鉄所の転炉でも実験に成功し,78年に特許を取得した。この方法をトーマス転炉法(転炉)という。 この成果をイギリス鉄鋼協会で発表したが無視され,やがて含リン鉱石の多いドイツなどで認められ,この方法は急速に普及していった。…
※「トーマス転炉法」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」