ドイツ・冬物語(読み)ドイツ・ふゆものがたり(英語表記)Deutschland, ein Wintermärchen

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ドイツ・冬物語」の意味・わかりやすい解説

ドイツ・冬物語
ドイツ・ふゆものがたり
Deutschland, ein Wintermärchen

ドイツ詩人 H.ハイネ叙事詩。 1844年刊。 43年に 12年ぶりにドイツに帰ったハイネがその旅の途上に想を得,パリからハンブルクまでの紀行詩に仕立てた作品。反動的なドイツの状況を痛烈に批判し,社会主義的な理想を打出したもので,ロマンチックな気分と鋭い風刺が混然ととけあったハイネの代表作

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