ドゥビニ,A.(読み)どぅびに

世界大百科事典(旧版)内のドゥビニ,A.の言及

【ジュウニシチョウチュウ(十二指腸虫)】より

…線形動物双腺綱の円虫目鉤虫科Ancylostomidaeに属する寄生虫の総称。1838年ドゥビニA.Dubiniがミラノではじめてヒトの小腸から見いだしたものに,43年にAncylostoma duodenale(種小名は〈十二指腸〉の意)と命名したので十二指腸虫の名があるが,実際には十二指腸よりも小腸中部から上部(主として空腸)に寄生する。コウチュウ(鉤虫)ともいう。…

【ズビニ鉤虫】より

…人体寄生線虫の1種。1838年イタリアのドゥビニAngelo Dubini(1813‐1902)がミラノの一婦人の剖検の際発見し,43年命名したが,前1600年ころの古代エジプトのパピルス文書にすでに本種と思われるものの記載があるという。成虫はヒトの小腸上部に寄生し,粘膜に咬着して吸血し,鉄欠乏性貧血をもたらす。…

※「ドゥビニ,A.」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android