ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 の解説
ドシテオス[エルサレム]
Dositheos of Jerusalem
[没]1707.2.8. コンスタンチノープル
近代東方教会における重要な教会政治家,神学者。 1666年カエサレア大主教を経て,69年エルサレム総大主教となり,西欧プロテスタンティズムの影響が東方教会に及ぶのを防ぐためにエルサレムで教会会議を開き,カルバン主義によって正教会を改革しようとしたコンスタンチノープル総大主教ルカーリスの説を退けた。『エルサレム総主教区史』 (12巻,1715) ほか多数の著書がある。
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