ドブソン単位(読み)ドブソンタンイ

化学辞典 第2版 「ドブソン単位」の解説

ドブソン単位
ドブソンタンイ
Dobson unit

記号DU地表から宇宙までを柱(オゾン柱,column ozone)と見立てて,底面積1 cm2 の柱中の全オゾン量を地表に集めたときの0 ℃,1 atm における厚さを0.001 cm 単位で表したもの.1 DU はオゾン2.687×1016 分子に相当する.熱帯地方では,年間のオゾン濃度は250~300 DU である.大気中のオゾン分光分析法の開発者,オックスフォード大学教授G.M.B. Dobsonにちなむ.[別用語参照]オゾンホール

出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ドブソン単位」の意味・わかりやすい解説

ドブソン単位
ドブソンたんい
Dobson unit

大気圏中のオゾンの量を示す単位。記号は DU。ある観測地点の大気圏の上端から下端までの全層にあるオゾンを集め,0℃で 1気圧とした場合の厚さによってオゾンの量を表し,0.01mmが 1DU。1DUは CGS単位系での 0.001atm-cm(アトムセンチメートル)に等しい。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android