ドラバ川(読み)どらばがわ(英語表記)Drava

改訂新版 世界大百科事典 「ドラバ川」の意味・わかりやすい解説

ドラバ[川]
Drava

ドナウ川西方の支流。全長723km。オーストリア東アルプスに源を発し,ドラボグラード付近でスロベニアに入り,クロアチアのオシイェク東方でドナウ川と合流する。ドラバ川の主たる支流としてはムラ川,ドラビニャ川,ベドニャ川,カラシツァ川がある。豊富な水量を利用して,スロベニアのマリボル周辺やクロアチアのバラジュディン周辺に多数の水力発電所が建設されている。ドラバ川の航行可能部分は151kmだが,流域開発の進展により,さらに長くなっている。
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日本大百科全書(ニッポニカ) 「ドラバ川」の意味・わかりやすい解説

ドラバ川
どらばがわ
Drava

アルプス東部に発し、スロベニア、クロアチア北部を東流してクロアチアのオシエク東方でドナウ川に注ぐ川。ドラバは英語で、ドイツ語ではドラウ川Drauという。イタリア、オーストリア、スロベニアを通り抜け、クロアチアとハンガリー国境(150キロメートル)を流れる。全長720キロメートル、流域面積4万0360平方キロメートル。スロベニア北部のマリボルを境に、上流は峡谷部を、下流平原を流れる。

[三井嘉都夫]

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ドラバ川」の意味・わかりやすい解説

ドラバ川
ドラバがわ

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