ドフリース

デジタル大辞泉 「ドフリース」の意味・読み・例文・類語

ド‐フリース(Hugo de Vries)

[1848~1935]オランダの植物学者。原形質分離法により細胞浸透圧測定オオマツヨイグサ雑種研究から、進化突然変異説を唱えた。

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精選版 日本国語大辞典 「ドフリース」の意味・読み・例文・類語

ド‐フリース

(Hugo De Vries ユーゴ━) オランダの植物学者。植物生理学から出発し、オオマツヨイグサの雑種研究の成果として突然変異説を提唱遺伝学に貢献した。(一八四八‐一九三五

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改訂新版 世界大百科事典 「ドフリース」の意味・わかりやすい解説

ド・フリース
Hugo Marie De Vries
生没年:1848-1935

オランダの植物学者。ライデン大学,ビュルツブルク大学,ハイデルベルク大学に学ぶ。アムステルダム大学教授。ザックスJ.von SachsやホフマイスターW.Hofmeisterらに師事し,植物生理学,遺伝学を研究。遺伝現象に関してはダーウィンのパンゲン説を発展させた細胞内パンゲン説を提唱(1889)。メンデル法則の再発見(1900),オオマツヨイグサの交雑実験にもとづく突然変異説の提唱(1901)などの業績をあげ,遺伝子概念形成に重要な役割を果たした。なお植物生理学分野では呼吸作用,膨圧現象,原形質分離現象などの研究を行っている。〈原形質分離〉は彼の造語である。
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ド・フリース

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