ナミベ(読み)なみべ(英語表記)Namibe

デジタル大辞泉 「ナミベ」の意味・読み・例文・類語

ナミベ(Namibe)

アンゴラ南西部、大西洋に面する港湾都市。旧称モサーメデス。18世紀後半にポルトガル人によって開かれ、19世紀半ばに城塞商人の居住区がつくられた。漁業が盛ん。

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「ナミベ」の意味・わかりやすい解説

ナミベ
なみべ
Namibe

アフリカ南西部、アンゴラ南西部の大西洋に面する港湾都市。人口1万2076(1970センサス)、12万5400(2002推計)。以前はモサーメデスMoçâmedesとよばれていた。アンゴラ南部の交通行政の中心地である。1785年に町の基礎がつくられ、19世紀には城塞(じょうさい)と商人の居住区があった。1962年に近代的港湾施設が完成し、貨物取扱高が飛躍的に伸びた。沿岸漁業基地であり、水産加工業立地する。

[端 信行

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ナミベ」の意味・わかりやすい解説

ナミベ
Namibe

旧称モサメデス Moçâmedes (1982まで) 。アンゴラ南西部,大西洋にのぞむ港湾都市。ナミベ州州都。 19世紀中頃に建設され,ベンゲラ湾の水産基地として発展缶詰魚粉魚油などの加工工場も立地。東方カシンガで鉄鉱山が開発されてから 10万t級の鉄鉱石専用船を収容できる新埠頭が完成。人口7万 7000 (1987推計) 。

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