世界大百科事典(旧版)内のナワシン,S.G.の言及
【重複受精】より
…被子植物に特有の受精様式で,一般に2個の精核のうちの一つが卵核と合体する生殖受精ともう一つの精核が二つの極核と合体する栄養受精とが同時におこることからこの名がある。この現象は1898年にナワシンS.G.Nawaschinがマルタユリで最初に見いだしたもので,裸子植物の受精とは多くの点で異なる。被子植物の配偶体は雄性配偶体である花粉とめしべの胚珠に含まれている雌性配偶体(胚囊細胞)からなる。…
※「ナワシン,S.G.」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」