ナンガパルバット山(読み)ナンガパルバット(英語表記)Nanga Parbat

デジタル大辞泉 「ナンガパルバット山」の意味・読み・例文・類語

ナンガ‐パルバット(Nanga Parbat)

カシミール地方、パキスタン支配地域にあるヒマラヤ山脈西部の高峰。標高8125メートル。1895年の登高の試み以来、多く犠牲者を出し、魔の山とよばれた。1953年にドイツ‐オーストリア隊が初登頂。ナンガパルバト。

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改訂新版 世界大百科事典 「ナンガパルバット山」の意味・わかりやすい解説

ナンガ・パルバット[山]
Nanga Parbat

カシミール西部,パキスタン領のヒマラヤ山脈に属する世界第9位の高峰。標高8125m。山名サンスクリットで〈裸の山〉の意。ドイツ隊の数次にわたる試登では多くの人材が失われ,魔の山と呼ばれた。1953年にドイツ・オーストリア登山隊(K.M.ヘルリッヒコファー隊長)のH.ブール単身苦闘の末,初登頂に成功した。日本隊では83年富士山岳連盟が登頂。
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世界大百科事典(旧版)内のナンガパルバット山の言及

【ヒマラヤ[山脈]】より

…(1)パンジャーブ・ヒマラヤ インダス川からサトレジ川に至る約550km。ナンガ・パルバットやヌン,クン峰を含み,カシミール盆地を抱く。行政的にはインドのジャンムー・カシミール州,ヒマーチャル・プラデーシュ州,パキスタンのアーザード・カシミール。…

※「ナンガパルバット山」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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