ヌーボー
(nouveau) 〘名〙
② (形動) (ぬけてぼうっとしている
様子を
外国語に託していったもの)
動作や
顔付きなどがつかみどころのないさま。また、
態度が
鷹揚でこせこせしないさま。
※
道程(1914)〈
高村光太郎〉泥七宝「もって生れたぬうぼうで、ちょちょんがよいやさと切れて来た」
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報
デジタル大辞泉
「ヌーボー」の意味・読み・例文・類語
ヌーボー(〈フランス〉nouveau)
[名]
1 新しいこと。新しいもの。
2 「アールヌーボー」の略。
3 「ボージョレヌーボー」の略。
[ト・タル]《ぬうとして、ぼうとしているさまをの音に掛けていったもの》人の行動や性格がつかみどころのないさま。「ヌーボーとした人物」
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ヌーボー
Nouveau, Germain
[生]1851.7.31. バール,プリエール
[没]1920.4.4. バール,プリエール
フランスの詩人。マルセイユのリセで教鞭をとったのちパリに出,1874年ランボーを知り,ともにロンドンに渡る。ベイルートやパリで教職につくが,後半生は狂気と神秘主義の交錯する状態のなかで,乞食同然の放浪生活を続けた。作品は多く死後出版。いわゆる「呪われた詩人」の一人として近年注目を集め,1970年にプレイヤッド叢書の一冊として全集が出た。作品には『愛の理論』 Doctrine de l'amour (1881作) ,『ユミリスの詩』 Poèmes d'Humilis (1910) ,『アベ・マリ・ステラ』 Ave Maris Stella (12) ,『バランチーヌ』 Valentines (22) など。
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