ヌール・ムハンマド・タラキー(読み)ぬーるむはんまどたらきー

世界大百科事典(旧版)内のヌール・ムハンマド・タラキーの言及

【アフガニスタン】より

…64年の新憲法発布と翌年の総選挙は,百家争鳴の時代を現出し,以後のこの国の運命にかかわる諸条件を作り出した。すなわちバブラク・カルマルBabrak Kārmal(1929‐96)が下院議員に当選して政治の舞台に登場したこと,カーブル大学や諸高等学校の学生運動が高まったこと,労働組合が組織されストライキも行われるようになったこと,ヌール・ムハンマド・タラキーNūr Muḥammad Tarakī(1918?‐79)らの新聞《ハルク(人民)》,カルマルらの《パルチャム(旗)》が発刊され,政治団体としての言論活動が始まったことなどである。これらの条件が,1933年の即位以来,パシュトゥーン族のムハンマドザイ系のムサーヒバーン家出身のザーヒル・シャーと,彼を支える同家一門による,40年間にも及ぶ安定した支配をくつがえすことになった。…

【ギルザイ】より

…これに所属する部族としては,ホタキー,トヒー,ナザル,アンダル,タラキー,アリー・ヘール,スライマーン・ヘールなどがある。1978年成立のアフガニスタン民主共和国元首ヌール・ムハンマド・タラキーはタラキー族の出身である。【勝藤 猛】。…

※「ヌール・ムハンマド・タラキー」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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