ネルンストの式(読み)ネルンストノシキ

化学辞典 第2版 「ネルンストの式」の解説

ネルンストの式
ネルンストノシキ
Nernst equation

[別用語参照]平衡電極電位

出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報

世界大百科事典(旧版)内のネルンストの式の言及

【平衡電極電位】より

…電極反応Ox+ne⇄Red(OxおよびRedは,ある酸化還元系の酸化体と還元体,eは電子,nは反応にあずかる電子の数)に対応する平衡電極電位Eeは EeE゜+(RT/nF)ln(aOx/aRed)で与えられる。この関係を平衡電極電位に関するネルンストの式Nernst’s equationという。ここで,Rは気体定数,Tは絶対温度,Fはファラデー定数,aOxおよびaRedは酸化体Oxおよび還元体Redの活動度である。…

【膜電位】より

…細胞外に生じた正電荷は移動しようとするKに逆方向の力を及ぼす結果,電気力と拡散力とがつりあい平衡に達する。平衡時に神経膜内外のKの電気化学ポテンシャル差を0とすると,電位差はネルンストの式で表される(Rは気体定数,Tは絶対温度,Fはファラデー定数,Zはイオン電価数,[K,[Kはそれぞれ細胞内,細胞外のKの濃度)。この式から内外のKの濃度比が10:1であれば-58mV,100:1であれば-116mVの電位差が生じることがわかる。…

※「ネルンストの式」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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