ノッカー(読み)のっかー(英語表記)knocker

翻訳|knocker

デジタル大辞泉 「ノッカー」の意味・読み・例文・類語

ノッカー(knocker)

ドアなどにつけて、訪問者来訪を知らせるのにたたく金具
野球で、ノック3をする人。

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精選版 日本国語大辞典 「ノッカー」の意味・読み・例文・類語

ノッカー

〘名〙 (knocker)
① 西洋家屋の玄関などの扉にとりつけ、訪問者がたたいて来訪を知らせるための金具。
※カーライル博物館(1905)〈夏目漱石〉「鬼の面のノッカーをコツコツと敲く」
② 野球で、ノックをする人。

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「ノッカー」の意味・わかりやすい解説

ノッカー
のっかー
knocker

玄関の扉などに取り付ける金物で、訪問者が輪の下端前後に動かして座に取り付けた鋲(びょう)をたたき、内部の人に来訪を知らせるためのもの。建物の外側にありながら、部屋の雰囲気や内部の人の歓迎の気持ちを伝える。昔、ヨーロッパでは黄銅青銅などで手作りしたが、現在では洋風扉のクラシックな装飾金物として残っている。幾何学的な彫刻や、騎士、盾、帆船獅子(しし)などをかたどったもの、リング状のものが多いが、馬蹄(ばてい)型やU字型のものもある。青銅仕上げ、ゴールド仕上げなどがある。

中村 仁]

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とっさの日本語便利帳 「ノッカー」の解説

ノッカー

ドアや門、フェンスなどに取り付けられている叩き金のことで、訪問者が金具の取手を打ち付けて来訪を告げる。現在では脇に呼び鈴やインターホンがあり、ほとんどが装飾として取り入れられているだけである。

出典 (株)朝日新聞出版発行「とっさの日本語便利帳」とっさの日本語便利帳について 情報

家とインテリアの用語がわかる辞典 「ノッカー」の解説

ノッカー【knocker】

訪問者が来訪を告げるためにたたく、ドアに取り付けた金具。ライオンがくわえたリングを打ち付けて音を出すものが代表的。◇「ドアノッカー」ともいう。

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