ノブレガ(英語表記)Manuel da Nóbrega

改訂新版 世界大百科事典 「ノブレガ」の意味・わかりやすい解説

ノブレガ
Manuel da Nóbrega
生没年:1517-70

ブラジル初代のイエズス会管区長。ポルトガルコインブラ大学神学を学び,1549年初代総督トメ・デ・ソウザに同行した6人のイエズス会士の指導者であった。沿岸部のおもなカピタニアカピタニア制)にイエズス会士を配置し,ポルトガル人入植者のみならずインディオの改宗教化にも力を入れた。サルバドルリオ・デ・ジャネイロ両市の建設に協力し,サン・パウロの神学校設立を支援した。リオで死去
執筆者:

出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ノブレガ」の意味・わかりやすい解説

ノブレガ
Nóbrega, Manuel da

[生]1517.10.18.
[没]1570.10.18. リオデジャネイロ
ポルトガルの宣教師。 1549年リスボンを出発してブラジルにおもむき,同地に初めてイエズス会士の学校を設置し,伝道基礎を築いた。またブラジルにおける最初キリスト教会の管区長 (1553~59) になった。 70年再度管区長に任命されたが,知らせが届く前に死んだ。ブラジルの都市サンパウロの創設者

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

脂質異常症治療薬

血液中の脂質(トリグリセリド、コレステロールなど)濃度が基準値の範囲内にない状態(脂質異常症)に対し用いられる薬剤。スタチン(HMG-CoA還元酵素阻害薬)、PCSK9阻害薬、MTP阻害薬、レジン(陰...

脂質異常症治療薬の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android