ノースカロライナ大学(読み)ノースカロライナだいがく(英語表記)University of North Carolina

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ノースカロライナ大学」の意味・わかりやすい解説

ノースカロライナ大学
ノースカロライナだいがく
University of North Carolina

アメリカ,ノースカロライナ州チャペルヒルにある州立大学。 1789年認可,95年開設。アメリカの大学中最古に属するものの1つで,南部では最初のもの。 1860年までに南部で最大規模の大学になった。南北戦争中はきわめて少数の学生を擁して,かろうじて存続したが,戦後の再建時代を切抜けられず 70年から 75年まで閉鎖された。 1931年チャペルヒル・ノースカロライナ大学,ローリーの州立農工大学,グリーンズバラのノースカロライナ女子カレッジを統合してノースカロライナ大学が組織され,65年にシャーロット・ノースカロライナ大学が付設された。現在は,チャペルヒルの本部キャンパスとアシュビル,シャーロット,グリーンズバラ,ウィルミントン分校で構成され,合計の教員数は約 4300名,学生数は約6万 4100名 (1997) 。ノースカロライナ大学という呼称が,ローリーのノースカロライナ州立大学,ペンブロークのペンブローク州立大学などを含めた巨大な大学機構をさす場合もある。機構全体での学生数は約 15万人にも及ぶ。

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