ハイイロネコ(読み)はいいろねこ

世界大百科事典(旧版)内のハイイロネコの言及

【ヤマネコ(山猫)】より

… リビアネコ類は耳が三角形で先がとがり,その背面にふつう白斑がなく,体には原則としてトラに似た横縞をもつ小型のヤマネコで,頭が丸く,吻(ふん)が短く,尾には顕著な黒帯があり,先端が黒い。地中海地方からアジア西部,アフリカ一帯に広く分布し,イエネコF.catusの有力な祖先とされるリビアネコF.lybica,これに近縁でイギリスやヨーロッパにすむヨーロッパヤマネコF.silvestris,南西アフリカにすむ最小のヤマネコのクロアシネコF.nigripes,モロッコから中央アジアのスナネコF.margarita(イラスト),北アフリカから西アジア,東南アジアまで分布するジャングルキャットF.chaus(イラスト),これによく似てモンゴルなどの半砂漠にすむハイイロネコF.bietiがある。 オオヤマネコ類は耳が三角形で先端に長い毛房があり,尾が短く,容易に他のヤマネコと区別できる顕著なグループである。…

※「ハイイロネコ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android