ハイスコアガール(読み)はいすこあがーる

知恵蔵mini 「ハイスコアガール」の解説

ハイスコアガール

押切蓮介による日本のマンガ作品。株式会社スクウェア・エニックスが発行する「増刊ヤングガンガンビッグ」誌上で2011年に連載が開始され、同誌が月刊化され、誌名が「月刊ビッグガンガン」となった後も同誌で連載されている。12年ブロスコミックアワード大賞を受賞。13年版『このマンガがすごい!』オトコ編で2位を獲得。「90年代アーケードラブ・コメディ」と副題がついている。舞台は91年でゲームセンターが心の拠り所の小学生ハルオと、ゲームセンターとは一見無縁に見えるが実は凄腕のお金持ちのお嬢様・大野晶の交流を描いている。14年8月6日、ゲームメーカーのSNKプレイモアは、同作品がSNKプレイモアが著作権を持つキャラクターを許諾なく使用したとして、発行元のスクウェア・エニックスを刑事告訴、同日、スクウェア・エニックスは著作権法違反容疑で家宅捜索を受けた。これを受け、スクウェア・エニックスは8月6日、同作品のコミックスを全巻自主回収することを明らかにし、電子版の販売も停止した。

(2014-8-8)

出典 朝日新聞出版知恵蔵miniについて 情報

デジタル大辞泉プラス 「ハイスコアガール」の解説

ハイスコアガール

押切蓮介による漫画作品。対戦型格闘ゲームに熱中する少年少女のすれ違いの恋愛を描くコメディ。「増刊ヤングガンガン」2010年10号に掲載ののち、同誌の後継誌である「増刊ヤングガンガンビッグ」「月刊ビッグガンガン」で連載。2014年、作品中に登場するゲームの著作権者の一社と、漫画の発行元であるスクウェア・エニックスとの間で訴訟が生じ、作品も休載。2015年に両社が和解し、2016年~2018年まで連載。ビッグガンガンコミックス全10巻。続編に「ハイスコアガールDASH」がある。

出典 小学館デジタル大辞泉プラスについて 情報

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