ハイムゼート(読み)はいむぜーと(英語表記)Heinz Heimsoeth

日本大百科全書(ニッポニカ) 「ハイムゼート」の意味・わかりやすい解説

ハイムゼート
はいむぜーと
Heinz Heimsoeth
(1886―1975)

ドイツ哲学者マールブルク大学ケーニヒスベルク大学(現、イマヌエル・カント・バルト連邦大学)、ケルン大学教授を歴任。新カント学派中の西南ドイツ学派ウィンデルバントから、哲学の諸問題そのものの内面的発展を追う問題史的な哲学史手法を深く学び、西欧形而上(けいじじょう)学の展開のいくつかの基本線を浮かび上がらせる優れた研究を残した。カント研究者としても一家をなし、早くからカント哲学の形而上学的側面に光をあてた。

[坂部 恵 2015年3月19日]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ハイムゼート」の意味・わかりやすい解説

ハイムゼート
Heimsoeth, Heinz

[生]1886.8.12. ケルン
[没]1975.9.10. ケルン
ドイツの哲学者,哲学史家。 1921年マールブルク,22年ケーニヒスベルク,31年ケルンの各大学教授。存在論的立場から哲学史研究を試みている。主著『ヨーロッパ形而上学の6つのテーマ』 Die sechs grossen Themen der abendländischen Metaphysik (1921) 。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

367日誕生日大事典 「ハイムゼート」の解説

ハイムゼート

生年月日:1886年8月12日
ドイツの哲学者,哲学史家
1975年没

出典 日外アソシエーツ「367日誕生日大事典」367日誕生日大事典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android