ハクサンイチゲ(白山一華)(読み)ハクサンイチゲ(英語表記)Anemone narcissiflora

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 の解説

ハクサンイチゲ(白山一華)
ハクサンイチゲ
Anemone narcissiflora

キンポウゲ科の多年草。日本では代表的な高山植物であるが,北半球山地草原に広い分布をもっている。全体に白い長毛がまばらに生える。根茎は太く,根生葉長柄があり,3出複葉で,小葉は2~3中裂し,裂片はさらに分裂して線状となる。夏に,高さ 15~30cmの花茎出し,上部に数個の白花を集めて開く。花径 2cmあまり,花弁はなく萼が5片あって花弁状にみえる。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

脂質異常症治療薬

血液中の脂質(トリグリセリド、コレステロールなど)濃度が基準値の範囲内にない状態(脂質異常症)に対し用いられる薬剤。スタチン(HMG-CoA還元酵素阻害薬)、PCSK9阻害薬、MTP阻害薬、レジン(陰...

脂質異常症治療薬の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android