ハツユキソウ(初雪草)(読み)ハツユキソウ(英語表記)Euphorbia marginata; ghostweed; snow-on-the-mountain

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ハツユキソウ(初雪草)」の意味・わかりやすい解説

ハツユキソウ(初雪草)
ハツユキソウ
Euphorbia marginata; ghostweed; snow-on-the-mountain

トウダイグサ科一年草で,北アメリカ原産。上部の葉に純白の覆輪 (ふくりん) が入り,和名では初雪にたとえられる。葉は長楕円形で全縁。生育途中は白粉を帯びたような明るい緑色であるが,夏頃から茎の上部の葉は葉縁が白く彩られる。茎頂につく花は小さくてほとんど目立たない。花壇や切り花に利用される。切り口から出る乳液をよく洗い流すと水揚げがよい。草丈は 60~100cmになり,倒伏しやすいので早めに支柱を立てる。種子は5月頃,直まきにする。日当りのよい場所を好むが,半日陰でも育つ。しばしばこぼれ種からも発芽する。

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