世界大百科事典(旧版)内のハムルの言及
【酒】より
…酒造の技術にかんしては北魏の賈思勰(かしきよう)の《斉民要術》,北宋の朱肱(しゆこう)の《酒経》,明の宋応星の《天工開物》などに記述があり,また明代には《酒史》や《酒顚(しゆてん)》などの酒徒の列伝も現れた。【吉川 忠夫】
[イスラム]
アラビア語ではハムルkhamrといい,イスラム以前のジャーヒリーヤ時代にイラクやシリアから,ユダヤ教徒やキリスト教徒がアラビア半島内部に酒を持ち込んだものとみられ,イスラム発生期にはメッカの住民はことあるごとに酒を飲むほどになっていた。飲酒の結果,賭け矢(マイシル)遊びにはしり,さまざまな弊害が目につくようになった。…
※「ハムル」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」