ハンス フライアー(英語表記)Hans Freyer

20世紀西洋人名事典 「ハンス フライアー」の解説

ハンス フライアー
Hans Freyer


1887.7.13 - 1969.1.18
ドイツの社会学者。
元・ライプチヒ大学教授,ミュンスター大学名誉教授。
ライプチヒ生まれ。
ライプチヒ大学で学び、1920〜22年同大学哲学講師。’22年キール大学社会学教授。’25〜48年ライプチヒ大学社会学教授。’38〜40年ブダペスト大学客員教授。’53年ミュンスター大学名誉教授となる。エートス科学の立場から、現実科学としての社会学の樹立を試み、実践科学への強い志向性を示す。基本的立場は、社会形象を歴史的な生ける現実と見るところにあり、著書「現実科学としての社会学」(’30年)は高い評価を受けたが、国家民族の特殊性の擁護にもつながり、ナチス・ドイツを積極的に支持することになる。

出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報

今日のキーワード

脂質異常症治療薬

血液中の脂質(トリグリセリド、コレステロールなど)濃度が基準値の範囲内にない状態(脂質異常症)に対し用いられる薬剤。スタチン(HMG-CoA還元酵素阻害薬)、PCSK9阻害薬、MTP阻害薬、レジン(陰...

脂質異常症治療薬の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android