バイア・ブランカ(読み)バイアブランカ(英語表記)Bahía Blanca

百科事典マイペディア 「バイア・ブランカ」の意味・わかりやすい解説

バイア・ブランカ

アルゼンチン南東部,同名湾に臨む港湾都市パンパ南部の肉類小麦羊毛,およびネグロ川流域の農産物を輸出する。1828年創設。石油精製石油化学工業が立地し,南米最大の海軍基地がある。30万7728人(2009)。
→関連項目コロラド[川]

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「バイア・ブランカ」の意味・わかりやすい解説

バイア・ブランカ
ばいあぶらんか
Bahía Blanca

アルゼンチン東部、ブエノス・アイレス州南部にある港湾・工業都市。都市圏人口28万1354(2001)。ブエノス・アイレス市の南方560キロメートルに位置しブランカ湾に面する。鉄道、道路、航空網で国内各地と結ばれ、パンパ南部の農牧畜産品の主要な積出し港である。交通の便を生かした石油化学工業、精油業が盛んで、軍事基地もある。1883年の先住民掃討戦の終結、翌84年の鉄道開通ののち入植が進み、住民の大半がヨーロッパ系白人からなる近代都市に成長した。

[今井圭子]

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