バイキュービック法(読み)バイキュービックホウ

デジタル大辞泉 「バイキュービック法」の意味・読み・例文・類語

バイキュービック‐ほう〔‐ハフ〕【バイキュービック法】

bicubic interpolationコンピューターによる画像処理で、画像の回転・拡大・変形を行うときの画素補間法の一。求めたい画素周辺の4×4画素(16画素)の輝度値を参照し、三次式で近似して補間する。濃淡や色の急激な変化を再現するのに適するが、計算時間を要する。三次補間法。→ニアレストネイバー法バイリニア法

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

ASCII.jpデジタル用語辞典 「バイキュービック法」の解説

バイキュービック法

3次補間法と呼ばれている画像の補間方式。情報損失がもっとも少なく、自然な画像が得られる。ただし、複雑な演算を行なうため処理に時間がかかる。一般のスキャナーでは1次補間法(2点を通る直線上にある画素を参照して計算する)や最近傍法(ニアレストネイバー法)で計算させている機種が多いが、バイキュービック法のほうが情報の損失が少なく、写真画などでは滑らかで自然な画像が得られる。Adobe Photoshopではバイキュービック法を使用できる。

出典 ASCII.jpデジタル用語辞典ASCII.jpデジタル用語辞典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android