バイシュナバ(読み)ばいしゅなば

世界大百科事典(旧版)内のバイシュナバの言及

【インド文学】より

…中世の初頭は,トルコ系のイスラム教徒によるベンガル征服のためほぼ200年にわたる空白がある。15世紀に入るとバイシュナバVaiṣṇava(ビシュヌ派。ビシュヌ神の化身クリシュナ神へのバクティ(信愛)を説く一派)の信愛歌を中心とする抒情詩,シャクト(世界の根源力としての女神を信仰する一派)系の霊験記を中心とする神譚や祈りの歌が文学の主流を占める。…

【ビシュヌ派】より

…ヒンドゥー教の有力な一派で,ビシュヌ神,ないしそれと同体異名,あるいは化身とされる神を最高神として崇拝する。サンスクリットではバイシュナバVaiṣṇavaという。元来ビシュヌ神は,ベーダの宗教にあっては,数多くある太陽神の一つにすぎなかったが,やがて,各地の土着のさまざまな最高神(およびその神妃)との習合を重ね,ついには,シバ神と並んで,ヒンドゥー教最大の神へと転身していった。…

※「バイシュナバ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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