バシュメット

百科事典マイペディア 「バシュメット」の意味・わかりやすい解説

バシュメット

ウクライナ出身のビオラ奏者。プリムローズらに続いてビオラ独奏楽器として広く認知させた。モスクワ音楽院ほかに学び,1976年ミュンヘン国際コンクールで優勝。以後独奏活動の一方室内楽にも活躍し,リヒテルらと協演。1986年には室内オーケストラ〈モスクワ・ソロイスツ〉を結成し,世界各地で演奏活動を展開。ビオラのレパートリー拡大にも力を入れ,彼の委嘱によりシュニトケの《ビオラ協奏曲》(1985年)など多くの傑作が誕生している。1989年,モスクワ・ソロイスツと初来日。
→関連項目カンチェリ

出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android