バドリーナート(英語表記)Badrīnāth

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「バドリーナート」の意味・わかりやすい解説

バドリーナート
Badrīnāth

インド北部,ウッタルプラデーシュ州北部,ヒマラヤ山脈中の村。ガンジス川上流のアラクナンダ川の河谷,標高約 3000mに位置付近のバドリーナート山 (標高 7138m) にあるビシュヌ化身のバダリーナータ神の霊廟への巡礼基地で,ヒンドゥー教聖地

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世界大百科事典(旧版)内のバドリーナートの言及

【巡礼】より

…しかし,その目的はほぼ共通していて,善を積み穢をぬぐいはらうこと,現世的な御利益を願うことの二つである。巡礼の対象となる聖地は,河川・海など水に臨むところ(ガンガー(ガンジス),ヤムナー両川の交わるプラヤーガ,すなわち現アラーハーバード),山岳・森林など人里離れたところ(ヒマラヤ山中のバドリーナートBadrīnāth),宗教・宗派の神・先師のゆかりの地(釈迦がはじめて法を説いたサールナート)などである。巡礼は個人や家族単位でも行われるが,居住地域や職場の有志のグループ,特定の教団の信徒団体などにより集団的に行われる場合も多く,現今ではバスを借りきり,特別列車を仕立てることも多い。…

※「バドリーナート」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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