バフラム2世(読み)バフラムにせい(英語表記)Bahrām II

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「バフラム2世」の意味・わかりやすい解説

バフラム2世
バフラムにせい
Bahrām II

[生]?
[没]293
古代イラン,ササン朝の王 (在位 276~293) 。バフラム1世の子。父の死後即位。東部地方を治めていた兄弟のオルミズドと対立。この機に乗じて 283年,ローマ皇帝カルスの率いるローマ軍クテシフォンを攻撃したが,皇帝の急死により撤退した。その治下ゾロアスター教の改革者カルティールが活躍している。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android