バプテスト派[日本](読み)バプテストは[にほん]

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「バプテスト派[日本]」の意味・わかりやすい解説

バプテスト派[日本]
バプテストは[にほん]

日本におけるバプテスト派布教の歴史は,万延1 (1860) 年アメリカ北部バプテスト系の J.ゴーブルの横浜上陸に始る。同地や東京に浸礼教会が設立され,関東学院などが創立された。 1889年南部バプテスト系の宣教師が大阪に渡来,大阪浸礼教会を立て,さらに九州に発展し西南学院などを設けた。北部系を東部組合,南部系を西部組合と称したが,1939年両者は合同。日本基督教団結成時 (1941) にはこれに参加した。第2次世界大戦後,旧西部組合系は脱退して日本バプテスト連盟を (47) ,旧東部組合系は教団内に新生会を設立したが,その一部は教団から離れて日本バプテスト同盟を組織した (59) 。ほかにバプテスト系の小団体が若干ある。

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