バルブス(英語表記)Balbus, Marcus Atius

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「バルブス」の意味・わかりやすい解説

バルブス
Balbus, Titus Ampius

前1世紀のローマ政治家。前 63年護民官 (トリブヌス・プレビス ) 。前 58年アシアのプロコンスルポンペイウス (大ポンペイウス) に味方し,カプアで挙兵したが,ユリウス・カエサルに追放された。その後 M.キケロ援助帰国を許された。歴史書も著わした。

バルブス
Balbus, Marcus Atius

前1世紀のローマの政治家。ポンペイウス (大ポンペイウス) の血縁にあたる。元老院議員で,法務官 (プラエトル ) を歴任後,前 59年ユリウス・カエサルの土地法 Lex Iuria Agrariaを施行した。妻ユリアはカエサルの妹。娘アチアはアウグスツス帝の母。

バルブス
barbs

コイ目コイ科のバルブス属の魚の総称ヨーロッパアフリカに分布する。口ひげは普通一対ある。

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