世界大百科事典(旧版)内のバルムベックの王様の言及
【ペーターセン】より
…ハンブルクのスラム街バルムベック生れの大泥棒。アドルフ以下実弟のアルノルト,〈犬殺し〉ローベルトらからなるペーターセン一家は,第1次大戦後の復員兵集団の機動力を駆使して,大商店,公金に次々に略奪の手を伸ばし,盗んだ金品を気前よくスラム街の子どもたちにばらまいたため,〈バルムベックの王様〉と義賊扱いの異名を奉られた。20年代半ばに逮捕され,11年間に及ぶ獄中生活を経験したが,獄中からも暗号による命令を発して数々の犯罪を指揮した。…
※「バルムベックの王様」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」